関東甲信越東海GIS技術研究会 15周年記念講演会

 

         

平成27年11月6日(木)東京丸の内コンベンションルームに於いて関東甲信越東海GIS技術研究会設立15周年記念講演会が企画され52名の参加を得て盛大に催された。

NPO法人全国GIS技術研究会は全国に6支部があり、1999年北海道GIS技術研究会が発足から足掛け3年を経て全国に展開され、NPO法人化された。関東甲信越東海GIS技術研究会は2001年1月に設立され今年で15年を迎えている。

 

1.記念セレモニー

冒頭増澤延男会長から開会挨拶があり、15年のあゆみは長いものがあるが、やっとGISが本格的な発展する時を迎えていると感じている。区切りの良い20周年を待つより今(15年)の時期こそ我々の更なる発展に向ける出発点になるとこの企画を考えたと15周年の意義を語った。続いて、15年のNPO活動の中でご支援・ご協力いただいた方々に増澤会長から感謝状を贈らせていただいた。

 

 

お一人目は、国土交通省国土地理院参事官村上広史様、全国の組織化を考えた時にGISの普及は「産学官三位一体」を基本とすべきと、当時は国土地理院GIS推進室長の立場で我々の活動に対して意見を頂戴した。その後現在まで主催セミナーや会合に講師として参加いただき、我々の活動を側面から見守っていただいた。

 

お二人目は、寒川町都市計画課副主幹米山紀一様、2012年当時の電子国土Webシステムを使い我々の若手技術者と共同作業で都市計画情報をWebで公開した。その後2014年地理院地図へのバージョンアップに際し、町内の他セクションを巻き込んで地震防災マップや観光情報を新たに組み込んだ「e-マップさむかわ」を構築した。この内容が国土地理院より評価されて2014年度「電子国土賞」功績賞を受賞できた。推薦団体である我々の支援活動を全国にアピールすることが出来た。碓井照子理事長からは感謝を込めて花束を渡していただいた。その後、村上参事官より「国土地理院の政策」、米山副主幹から「e-マップさむかわ」を参加者に講演していただいた。

2.記念講演会

テレビで人気者のオスマン・サンコン氏を招いて記念講演をしていただいた。昭和47年祖国ギニアの日本大使館設立の為、一等書記官として初来日以来その後のタレント活動も含め40年を超えた日本の生活や体験をタップリと講演していただいた。講演の底流には、日本とアフリカの架け橋役としての使命が脈々とあって、我々の国と地方自治体の橋渡しの考えに相通ずるものがあり会員は講演に聞き入っていた。

 

3.懇親会

来賓代表で公益社団法人日本測量協会会長矢口彰様よりご挨拶をいただき、続いて国土地理院関東地方測量部長中川勝登様の乾杯の発声で懇親会が始まり、懇親会の参加者は15年間のあゆみを懐かしみ、次の20周年に向けての成果を確信していた。

 

「GIS NEXT 2015 Winter(第54号)投稿記事より」